ひょんの木

2019年2月23日土曜日
マンサク科
イスノキ
Distylium racemosum Siebold et Zucc.
イスノキエダナガタマフシ(イスノフシアブラムシ)
 イスノキに虫が脱出した後の虫瘤(虫癭、gall)が有りました。
↓↑イスノフシアブラムシの寄生によりできたと思われるイスノキエダナガタマフシ。
イスノキエダナガタマフシ(イスノフシアブラムシ)
 ↓虫の脱出した後のイスノキハタマフシ(ヤノイスアブラムシの寄生による虫瘤)
イスノキハタマフシ(ヤノイスアブラムシ)
イスノキには、10種以上のアブラムシが寄生しそれぞれが独自の部位に独自の形状の虫瘤を作ります。モンゼンイスアブラムシが作るイスノキエダチャイロオオタマフシでは、8㎝もの大きな虫瘤になるそうです。
大きめの虫瘤では虫が脱出した後、中が空洞になり脱出した穴に息を吹きかける事でヒョーと音が鳴ることから虫瘤を"ひょんの実"(本当の実は別にあります)その木を”ひょんの木”と呼びます。
その奇妙な”ひょんの実”から”ひょんなことから”の語源となったとも言われます。

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