ケンオナガヒメバチ亜科
タマヌキケンヒメバチ
Jezarotes tamanukii Uchida, 1928
玉貫光一氏にちなんで名づけられました。
後肢腿節が黒色のものをタマヌキケンヒメバチ、黄色のものをヤマトケンヒメバチとしていましたが、ゲノム解析によりヤマトケンヒメバチはタマヌキケンヒメバチと同種という事になったようです(つまりシノニムだったという事になります)。
神奈川では黒色のタイプしか確認されず、地域的な変異であるようです。
常に触角を朽木に付け聴診器のごとく内部の宿主(host)の様子をうかがっているようです。
hostはカタシロゴマフカミキリMesosa hirsuta hirsuta Bates, 1884の幼虫とされています。
産卵管を木に突き刺していますが、hostに命中しているのでしょうか。
↓撮影中は全く気づきませんでしたが、hostの親であるカタシロゴマフカミキリが映り込んでいました(ハチの左上)。
中胸楯板.側葉には黄色い縁取りが有ります。よく似たツマグロケンヒメバチ(Spilopteron属)には縁取りは無く、黒色。
↓中胸盾板.中葉が、前方に突き出しています。これはJezarotes属の特徴になります。
相模原市 木もれびの森
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