オオイタビ

2022年6月19日日曜日
クワ科
オオイタビ
Ficus pumila L.
オオイタビ
↑花期が5~7月との事なのでこれは花嚢のようです。イチジク属なので花は花嚢のなかに有り外からは見えません(隠頭花序)。雌雄異株で、雄花も同じ形という事なので実になるのかどうか判りません。
オオイタビ
神奈川には三浦半島に自生もありますが、これは自生では無く学名のフィカス プミラで出回っている外来のものと思われます。フィカス プミラは、観葉植物、壁面緑化に利用されています。
下の写真の幼形枝には付着根(気根)が有り樹木や壁などに付着し成長していきます。高く昇っていくと、上の花嚢のある写真の様にものに付着することなく、葉も大きく質も厚くなり(成形枝)宙に伸び花を付けます。テイカカズラも幼形枝の葉(幼形葉)と成形枝の葉(成形葉)で大きさと質が異なり成形枝に花を付けます。このように一つの植物に形の違う葉が有る場合、これを異形葉性と云います。ちなみに上の写真と下の写真は同じ樹に登っている同一個体(たぶん)のものです。
オオイタビ


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